鮮度保持の最新技術DENBA+ 北海道の冷凍・水産・食品加工産業に朗報

あかりみらい × DENBA

あかりみらいでは、日本一高い電気料金を少しでも安くするためにLED化、補助金の活用、新電力との比較見積もり、電気の使い方の改善などを提案している。一方で技術開発の進歩にも着目し新しいエネルギー技術、環境技術を紹介している。電気の力は照明、動力、熱の形で生活や産業を支えているが、電気を使った発明はあまたあり、今回はその最新技術のひとつを取材した。

DENBA株式会社は2000年に起業、国際特許を取った食品の酸化を防ぎ品質を保持する電場発生装置で世界展開を図っている。DENBAは電気による原子レベルの微振動で空間に特殊な電気フィールドを形成し、その空間にある水分子を共振させる。流れる水は腐らないという例えのとおり、微振動を続ける水分子、細胞は酸化を阻み、鮮度を保持する。この特許技術は冷凍分野で超低温急速冷凍と同じ性能を通常冷凍温度帯で可能にする。水分子をクラスター化することで細胞膜を傷つけずドリップの出ない解凍を実現した。2011年DENBAは中国第4位の家電メーカー美菱社と提携し家庭用冷蔵庫にDENBA技術を導入。画期的な腐らない冷蔵庫として大ヒットとなり年間700万台という販売を記録している。

日本の冷蔵庫の年間販売台数が300万台だから、その凄まじい普及の勢いがわかる。5月に美菱社の本拠地がある安徽省合肥市を訪れ、デパートの家電売場を取材した。中国ではメーカーごとにブースを構えメーカー説明員が客を呼び込み製品をアピールする。業界1位のハイアールやボッシュ、エレクトロラックスなど世界の最新製品が並ぶ中、美菱のブースは異彩を放っていた。

中国では通常冷蔵庫が10万円程度のものが倍の20万円の価格であるが高所得層がその特性を高く評価して購入していく。美菱の伝説的キャンペーンのユーチューブ記録を見ることができるが、DENBAの入っている冷蔵庫と通常の冷蔵庫に野菜、肉、魚、花などを入れて封印。不正がないように24時間インターネットで中継。美菱は18日後に全国から3000人のメディアと家電販売店経営層を集めて封印を外して中の保冷品を公開した。常識のとおり、従来の冷蔵庫では野菜は萎び、肉は変色し、魚は腐っていた。3000人の証人が目にしたのはDENBA冷蔵庫から取り出した食品が18日前と変わらない鮮度を保っていたこと。食材の鮮度を保つという冷蔵庫の機能が革命的に進化した瞬間だった。このDENBA技術は冷凍、冷蔵、解凍など食品加工、流通に大きな品質向上とコストダウンをもたらし、食産業の新しいページを開くものとして注目される。

北海道の一次産業では野菜、肉、魚、乳製品の鮮度が保たれたまま全国に流通し、食品の廃棄が激減する。二次産業では冷凍、解凍という食品の品質と味を左右する技術が低コストで導入でき、高額なCAS冷凍と同様の効果がDENBA技術を使用中の冷蔵/冷凍庫へ後付けすることで可能となる。また、水分子の構造を変えるDENBA技術は油調理フライヤーにも活用され、油と揚げる食材の水分にも効果を及ぼしカラっとした美味しい揚げ物を作る。DENBAは冷凍業界のほか東京の大手そばチェーンやスーパーマーケットデリカ・惣菜コーナー、レストラン、焼肉店などで採用されている。

あかりみらいはDENBA社と提携し、北海道の農業、酪農業、水産業、食品加工業、流通業を始めいろいろな産業にこの技術を広めていく。

34日間放置実験結果

34日間放置実験結果

4ヶ月間放置実験結果

4ヶ月間放置実験結果

DENBAテクノロジー「世界初空間静電波技術」

生命体を原子レベルで活性化する、独自特許技術。

DENBA+は、水の分子振動と同じレベルの波長を与えることで、水分子を共振させ、より運動を活発にし、水分子のクラスターを細かくすることで細胞を活性化し、氷点下でも凍結しないという長期保存方法を実現しました。また、菌の発生を抑制、ロス率を限りなく減らすことができます。

-18℃から-25℃の温度帯で高品質な冷凍が実現

DENBA+を当てた氷の結晶は、電子の微細振動により、水分子がクラスター化され、結晶は角がなく球体となっており、細胞を壊さず凍結が可能である事が立証されています。DENBA+の水に与える電子微細振動により、常に水分子が共振し、沸点が下がるため、通常よりも低い温度でも水分蒸発も可能となります。

※ 詳しくはDENBAホームページへ

日本食品分析センターによる生細菌の時間的推移分析を実施

DENBA+の活用事例

冷蔵庫

鮮度維持・菌の増殖を制御、抑制

水分子微細振動により凍結温度を低下、同時に失われる電子を供給し続け還元作用を発揮、熟成も可

凍結庫

マイナス18度~20度での急速凍結

マイナス5度以下で細胞を壊さず凍結が可能、高額な急速冷凍庫が不要。

解凍庫

ドリップ大幅削減、品質価値と衛生管理向上

DENBA+を設置した通常の冷蔵庫で可能。表面と芯部を同時に解凍させ、細胞膜破壊を最小化。時間の短縮化に加え、そのまま冷蔵庫として活用、作業の効率化が可能。